未来は暗いか

 経団連が「新ビジョン・シミュレーションの再試算結果」なるレポートを発表した。完全に意味がわかっている訳ではないが、ひととおり読んでみたら結構やばいかも的な感覚を得たわけで。
 政府は財政の支出の均衡(正確にはプライマリーバランス)をここ10年内に計ると言ったは良いが、その方法は何も提示されていない。なら具体的にどうしたらいいか教えてやるよバーカといわんばかりに発表されたのが上のレポートのようで、部分だけ取り上げると、現状では国民の支払総額よりも受け取っているサービスが過剰ということなので、歳出削りましょう。削っても足りないので支払額も増やしてね。国の無駄遣いの規模ってのはかわらないだろうからその点はあまりつついても無駄。あ、景気(中国バブル)は10年後もかわらないという前提で。ってな感じ。増税は直感でわかるんで、削られるサービスってのは何かっつーと結局年金の受給総額が減るのが目に見えている訳ですな。結局消費税を+10%してもちょっと見通し悪いよね、ハハハ。 ってな内容だった訳でorz

 で、中国の景気はこのまま良いのか っていうと、数々の数字に目を通す限り、私は非常に懐疑的な目で見ている。というのも、まずその数字がアテにならない画期的な国家であること。人口の正確な把握もできてそうでなく、さらに過去に粗鋼生産でわらかすような事をやったお国柄である。数字のマジックが各所で炸裂しているのは目に見えており、具体的な例では中国政府の発表したGDPの成長率と、各州の発表した成長率の足し算した分では地方分が4%程プラスというありえない笑いを提供してくれたりしている。

 まぁ、他にも言い出せばきりがないほど笑いのネタがあったりするんだけれど、その全てが結局まわりまわって日本の2年後ぐらいに暗い陰を落とすので、手放しには笑えないのでそろそろ対策とっといた方がよさそうだなぁと。具体的に言うと貯金するか起業するかして金作っておくしかないんだけれど。。。