現在のオタ雑誌の中核

d.hatena.ne.jp/otokinoki/20050119#p1
これをよんで、引用元の本論はほったらかしに思ったことをツラツラとw

今も昔も中核誌なんてそんなのあるのだろうか? 吸引力のある雑誌ならあったが、それでも互いに干渉域をもちつつできるだけかぶらない範囲で客を囲っていたように思う。私の中高時代での、それら中核紙としてあげられそうなのは、私の辿った道という狭い範囲ではあるが、
・べーマガ(最盛期は別格)
ゲーメスト(ゲーム)
ニュータイプ(アニメ)
ファンロード(マンガ等のファンジン)
コンプティーク(PC)

ジャンル別にだいたいこんな感じかと思うがどうだろう。パソコンパラダイスメガストア等の18禁系専門のが出たのって大学ぐらいの時からで、それ以前はコンプティークや「美少女ゲーム」の名称を生み出したテクノポリスが代役を務めていたのかなぁ。プレステが発売されてからのそれらの専門雑誌も見過ごせないが、これらって読者投稿のコーナーがあっても、読者交流しづらいシステムだったしなぁ、、、。けど、一時期のアットーテキやペンクラ等の成人向けコミック誌の読者コーナーも勢いあったように思うのだけれど、アングラはアングラで終わってしまったようで勢いは足りなかったという気が。

前に部室でウォーリア君に、なんかこの手の雑誌の変遷みたいなのを蕩々と説いた(激ワロス ことがあったんだけれど、結局全部を統合した雑誌に一番近かったのはコンプティーク辺りだと思う。だがこれもヲタと名乗りをあげた際にどの立ち位置から入るかによって中心属性がかわってしまうので、本当に中心であり得るかというとはたしてどうだろうと、正直なところまったくもって自身がない。というのもどの雑誌も最終段階に近い時点(某氏の言うところでは結晶化された状態)に近づくと、どの雑誌もが「総合オタ雑誌」に近づいているからだ。雑誌が結晶化してしまうと、後にあるのは緩やかなる死ぐらいのものなので、どの雑誌も部数減や方針転換や廃刊の道を歩んでいるように思う。その点、最初から道が異なっていたというか、ハイソを装い続けられたというかw ニュータイプは頑張ってるなぁと思うのだけれど、部数の推移ってどうなのよ? で、調べたら公称部数なら出てきたが、2004年だとニュータイプが35万 アニマガ11万 アニメディア18万弱みたいで。角川がんばってるなぁ。

本当はもうちょっとまとめようとかおもったけれど、だるくなったのでもう殴り書き。
調べていたら面白いモノがひっかかった。コンプティークの情報なんだけれど、発行部数は10万で販売は5万切ってるなぁ。中心読者層は21歳で 男女構成比は91:9w ニュータイプも販売は12万切ってるじゃねーかよー。すげー返本率だなぁ、おい。コンプティークは黄金時代で25万部(公称)だったので今のニュータイプに負けている可能性もあるんだけれど、返本率がわからんのでなんともいえないなぁ。。。わからんのはベーマガも同じく。50万との数字もあるが、どうもABC協のは28万('96)みたいだし。結局コンプと1・2体制だったのかな。

つーか、まー私らのサークル(よろずブティック)ががんばりとおせたのも雑誌が頑張っていた時期で、雑誌のパワーがなくなりだしたのって94年ぐらいかな?その2年後には、私の場合はwwwにどっぷりはまりだしていたわけでして。

つまるところ、元から中核なんて存在しなかった上に、中核となりそうだったコンプティークがお家騒動で衰退し、それにとってかわってパソ通人気→インターネットに移行 という図式ができあがってしまったので、中核がそのままネットに移行した ってことじゃないかとおもうのですが。。。かりにこれをベーマガに置き換えても、プログラムのリストでページ費やすだけでは保たないのと、CD-ROMの時代、ネットの時代になって廃れたでも可かと。

やおい方面とかSFだとか、ボードゲーム系の事情がわからないので、歯抜けもいいところなんだけれどねぇ。ドラマガとかRPGマガジンとかぱふとかどーよと言われるとわからんのでなんとも。けど、私の知っている限りじゃ、似た道を辿っているように思うのだけれどなぁw

とかやってたらもっと面白いデータが見つかった。ABC協の発行部数データの年表。コンプティーク黄金期91年頃で18万ちょい(実売)で、そのころの月刊アスキーが11万ぐらい。
ログインで12万か、こりゃすげぇ。
(頑張って探して下さいw)
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat097j/mat097jr.html